AIチャットに質問したのに、一般論が並ぶだけで役に立たなかった。そのまま使うのをやめてしまった。そういう話は、よく聞きます。この記事では、最初につまずきやすい4つのポイントと、答えが良くなる頼み方の型をまとめます。ClaudeでもChatGPTでも、同じ考え方が使えます。
「ケアプラン書いて」だけでは、一般論しか返ってこない
たとえば「ケアプランを書いて」とだけ入力したとします。AIには、誰の、どんな状態で、何を目標にするのかが分かりません。分からないので、無難な一般論しか返せません。これは、使う人の才能やITスキルの問題ではありません。頼み方の問題です。
答えが良くなる、頼み方の型
1回のメッセージに、次の4つを入れます。
- 役割:「あなたは○○の立場で答えてください」
- 状況:いま何に困っているか
- やってほしいこと:何を出してほしいか
- 形式:箇条書き、表、何文字くらい、など
例:家族への説明文の下書き
次のような例を、そのまま使えます(内容は例で、実在の人や施設ではありません)。
あなたは介護現場に詳しいケアマネジャーです。
ご家族に向けて、入浴の回数を週2回から週3回に増やす説明文を書いてください。
【伝えたい内容】
・理由は、皮膚の状態を見る回数を増やすため
・費用が増えるかは、施設に確認が必要
【条件】
・400字前後
・専門用語は使わない。使うときは括弧で補足する
・命令口調ではなく、相談する形の敬語
初心者がつまずきやすい4つの誤解
誤解1:1回で完璧な答えが返ってくるはず
数回のやり取りで、答えは良くなっていきます。1回目の答えに「もっと短く」「ご家族が読む前提で」と追加で頼みます。この往復が、使いこなす近道です。
誤解2:個人情報を入れても大丈夫
入れないでください。氏名、生年月日、住所、家族の連絡先は入れません。メモを貼るときは、名前を「Aさん」のように置き換えます。外部のAIを業務で使ってよいかは、施設や法人のルールで決まります。迷うときは、管理者や担当者に相談してからにします。
誤解3:間違いは言わないはず
AIは、もっともらしい間違いを返すことがあります。制度の点数や加算の要件、法令の条文は、必ず厚生労働省などの一次の資料で確かめます。
誤解4:使いこなすには英語が必要
日本語で、そのまま頼めます。
使いこなせるかどうかの分かれ目
分かれ目は、AIを「完成品を出す道具」ではなく「下書きを作る道具」として使えるかどうかだと考えています。出てきた文章は、下書きです。事実と合っているかを自分の目で確かめ、足りない所は追加で頼みます。記録や、家族への説明のような文章は、最後に判断するのが人間の仕事です。
まとめ
- 頼むときは、役割・状況・やってほしいこと・形式の4つを入れる
- 1回で決めず、追加で頼んで整える
- 個人情報は入れない。制度や数字は一次の資料で確かめる
- 出てきた文章は、下書きとして扱う
ClaudeとChatGPTの違いは、別の記事(ClaudeとChatGPTは何が違う?)で書いています。


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