ヒヤリハットを AI で分析する前に、決めておくこと

ヒヤリハット報告書を「書いて終わり」にしていたら、事故は減らなかった話|AIで分析方法を変えたら見えてきたもの AI活用術

ヒヤリハットの報告書は、書いて、提出して、それで終わりになりがちです。AI に分析させたい、という声もよく聞きます。ただ、その前に決めておくことがあります。この記事は、その「準備」の話です。

まず、報告書を「横に並べて」読めるようにする

1件ずつ読むのではなく、複数の報告書を横に並べて見ると、個別には気づかないパターンが見えてきます。そのためには、次の4項目を、毎回同じ形で書いておくことが前提です。

  • いつ(時間帯)
  • どこで(場所)
  • 利用者さんの状態
  • 職員の配置

試したこと

個人情報を伏せて、ヒヤリハットの報告書を AI で分析してみたことがあります。月に1回、まとめて AI に投げる手順は、これから試したいと考えています。まだやっていないので、試すなら、という書き方にとどめます。

例:与薬のヒヤリ

与薬で危ないと感じる場面は、次のとおりです。

  • 食事の前後の、一番忙しい時間帯(人手が足りず、用事が重なる)
  • 似た名前の方がいるとき
  • 臨時の薬や中止の指示が、口頭で来るとき(書き残らずに伝わると、落ちる)
  • 本人が飲んだふりをしたり、含んだままにしたりするとき

こうした場面は、報告書に「いつ・どこで」が揃っていれば、あとから拾い出せます。

AI に渡す前の決まり

利用者さんの情報を、そのまま外の AI に入れることはしません。AI に入れる前の決まりは、セキュリティを整えてから、職場のルールを作ってから入れる、という順番です。

まとめ

AI に分析させる前に、報告書の書き方を揃えること。そして、個人情報を扱う順番を決めること。この2つが、分析の質を左右します。

この記事はAIの補助を受けて作成し、介護現場18年の筆者が内容を確認しています。

この記事を書いた人

介護の現場で18年。介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員(ケアマネジャー)。介護の仕事をする人が、AI や Excel を安全に、無理なく使えるように、公開されている資料と現場の経験で確かめた使い方を書いています。

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