介護施設の個人情報漏えいを防ぐ:個人でできるセキュリティ対策7つ

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AIツールやパソコン、スマホを、仕事や学びに使う機会が増えています。便利な反面、「自分の使い方は大丈夫だろうか」と不安になることもあると思います。この記事では、介護の仕事をしながらAIやサーバーを自分で使っている立場から、個人でできるセキュリティ対策を、できるだけ難しい言葉を使わずにまとめます。

いま、個人情報の漏えいが話題になっています

東京商工リサーチの調査では、上場企業とその子会社で、100万件以上の個人情報の漏えいが、2026年10月5日の時点で10件になりました。2025年の1年間の6件を、すでに上回っています(ScanNetSecurityの2026年10月21日の記事による)。出典:上場企業の個人情報漏えい 2026年は100万件以上がすでに10件 過去最悪ペース(ScanNetSecurity)

これは上場企業の話で、介護施設の数字ではありません。ただ、個人情報を扱う仕事であることは、介護も同じです。ニュースをきっかけに、自分の使い方を見直してみる機会になると思います。

最初に:職場のルールが先

業務で使う端末やAIツールは、施設や法人のルールが優先です。外部のAIを業務で使ってよいかは、施設や法人の方針で決まります。迷うときは、管理者や情報セキュリティの担当者に相談してからにします。この記事は、そのルールの内側で、個人でできる工夫の話です。

筆者は、AIに入れる前の決まりは、品目の線引きよりも順番の話だと考えています。セキュリティを整えてから入れる。職場のルールを作ってから入れる。この順番です。

1. パスワードは使い回さない

現場で見かけやすいのは、パスワードを付箋に書いて貼ってある、同じパスワードをいくつものサービスで使い回している、といった場面です。1つのサービスからパスワードが漏れると、同じパスワードを使っている他のサービスにも入られるおそれがあります。

  • サービスごとに、別のパスワードにする
  • 長くする(短くて覚えやすいものより、長いもののほうが破られにくい)
  • 覚えきれないときは、パスワード管理の仕組みを使う。付箋やメモ帳には書かない

2. 「二段階認証」を使う

パスワードに加えて、スマホに届く確認の番号などを入力する仕組みです。パスワードが漏れても、すぐには入られません。メールやAIサービスなど、大事なところから順に設定します。

3. 「パスワード」から「鍵」へ:今週やったこと

筆者は、自分で借りて管理しているサーバー(インターネット上に置いてあるパソコンのようなもの)で、今週、入り方を変えました。

  • 変えたこと:パスワードで入る方式をやめて、「鍵」で入る方式に切り替えた
  • 管理作業のために、専用のユーザーを作った
  • 鍵は、パソコンとスマホの両方に登録した

たとえるなら、家の玄関です。パスワードは、誰かが推測できてしまう「暗証番号」のようなものです。鍵は、持っている人だけが開けられる「合鍵」のようなものです。合鍵を、自分の持ち物の2か所に入れておけば、片方をなくしたときにも対応しやすくなります。

介護職員の方が同じことをする必要はありません。ここで伝えたいのは、考え方です。「推測されやすいものだけに頼らない」「持ち物(スマホなど)を組み合わせる」。二段階認証も、同じ考え方です。

4. 画面ロックと、置き忘れ

スマホやパソコンには、画面ロックをかけます。書類や記録の置き忘れ、持ち出しも、現場ではヒヤリとしやすい場面です。利用者さんの特定につながる情報は、私物の端末に入れません。

5. 更新は、後回しにしない

パソコンやスマホ、アプリの更新には、弱点を直すものが含まれます。通知が来たら、できるだけ早く更新します。

6. 怪しいリンクは開かない

知らない送り主のメールや、急がせるメッセージのリンクは、開きません。心当たりがあっても、リンクからではなく、自分で公式のサイトを開いて確かめます。

7. AIに入れてはいけないもの

  • 氏名・生年月日・住所・連絡先など、特定につながる情報
  • 利用者さんや家族の、個人が分かる記録

AIの文章は、もっともらしく書けてしまいます。出てきた文章は下書きとして扱い、事実と合っているかを自分の目で確かめます。

まとめ

  • 職場のルールが先。迷うときは、管理者や担当者に相談する
  • パスワードは使い回さない。二段階認証を使う
  • 「推測されやすいものだけに頼らない」考え方を持つ(筆者は、サーバーをパスワードから鍵に切り替えた)
  • 画面ロック・更新・怪しいリンクに気をつける
  • 個人情報は、AIに入れない

この記事はAIの補助を受けて作成し、介護現場18年の筆者が内容を確認しています。

この記事を書いた人

介護の現場で18年。介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員(ケアマネジャー)。介護の仕事をする人が、AI や Excel を安全に、無理なく使えるように、公開されている資料と現場の経験で確かめた使い方を書いています。

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